【備忘録】 月が満ちる。

2013.06.28 (金)

【注】 とても私的な日記です。

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いよいよ私の妊婦生活も満ちようとしている6月の終わり。
あっという間の10ヶ月だった気がします。

正直なところ、昔から自分が子供をもつということは考えておらず、
結婚したときも、猫がいればいいやなんて思っていました。

私はわがままやから、自分のことでいつもいっぱいいっぱいで、
いつも自分中心で、自分のことに悩み、自分のために時間を使ってきました。

だから、自分の中に子供がいる、命がある、とわかったとき、
もちろん夫と話し合って、望んで子供を迎え入れたいと思ったのですが、
それでもやっぱり、なかなか受け止めることが出来ず、2ヶ月ほど荒れに荒れました。

自分の中で受け止めることができていないから、誰かに相談することもできず、
毎晩のように夫に、
「やっぱり私には無理、こわいよ。」
と泣いて荒れて、夫よごめん、腹の子よごめん・・・。

これまでは自分だけのことを考えて生きてきたから、
この先一生私の人生にはこの腹の子がいるんだ、と思ったら、
なんとも不気味でこわくなってしまい、責任感に押しつぶされそうになっていました。
お産という未知で痛そうなことにも、ただただ恐怖しかありませんでした。

とまぁ、こんなへなちょこスタートながらも、
母子手帳をもらった時に腹を括り、母と義母に連絡を。
両家ともものすごく喜んでくれ、ぽつぽつと、友達やまわりにも打ち明け、みんなものすごく喜んでくれ。
私以上に喜んでくれるみんなの様子を見るのは、なんだか不思議な気持ちでした。

本当に、漠然と嬉しいなぁという気持ちは自分の中にあるものの、
実感が伴っていない日々。
そこに、妊娠3ヶ月~6ヶ月頃まで悪阻やら発熱、頭痛がどーんときて、
ごはん食べながら吐くわ、お風呂でシャンプーの香りにやられて吐くわで、
あぁ・・・妊婦さんて大変やったんやなぁと、これまでの自分の無知と配慮のなさを痛感。
何事も、その立場になってみないとわからないものだなーと。

体重も2kgほど減り、いつまで続くのかこの日々・・・と鬱々としていたらば、
6ヶ月を過ぎた頃に突然、すぽーんと悪阻が終わり、ここからがデブの始まり。

食べるって幸せ!
ってことに気づいて、これまで間食なんてほぼしなかった私が、
四六時中食べ、夜中に空腹で目が覚めるという恐ろしい食欲。
へなちょこながらも、腹の子に良いものをと外食は控え、野菜中心の食事にはしてみたものの、
1ヶ月で4kg太る×2ヶ月連続 という暴挙に出てしまい、お医者さんからもちょっときつめに注意を受けました。うぅぅ。
だって美味しいんやもん。

そんな私も今では無事に臨月を迎えることができました。
今日の段階で、私は体重+12kg。
腹の子は推定3,400g。
母性本能なんてものは信じていないのですが、
ギリギリの臨月手前で、すとーんと心から、あぁこの子に会えるのが楽しみだ。
と思えるようになりました。不思議。

胎動は愛おしく嬉しく楽しく、
お産の恐怖は会える楽しみに変わり、
この子のために自分は何が出来るのか、なんてことばかり考えたり。
10ヶ月という期間は、母体が母親になる準備のためにもあるのかなぁなんて、
やっぱり自己中なことを考えたり。
夫独占の日々ももう終わりかーなんて寂しくなったり。
頑張って伸ばした髪を、この子を育てるのには邪魔かなーとバッサリ切ったり。

本当に、信じられないくらいの心境の変化でした。

が!

予定日目前にして、またもや心折れてしまいました。ぐはー。
元から頚椎を悪くしていたもので、なんかの拍子に左半身が麻痺することがたびたび。
浮腫みは母子手帳に3+をつけられるほどの象っぷり。

それに加え、尾てい骨を過去2回骨折しているせいなのか、お尻と腰に激痛が走り、
かれこれ今日で2週間、まともに歩けない日々でございます。
1歩足を踏み出すだけで激痛。寝返りも激痛のため打てず、よく眠れない。
トイレには四つん這いで行くか、なめくじのようにズリリと歩くかという、ハードモード。
ちょっとそこまでハガキを出しに、とかすら出来なくて、ずーっと家でぼけーっと座ってるだけ。

麻痺はかかりつけの先生が矯正してくれるので、その都度緩和してくれるから助かるのですが、
腰の痛みは、お腹の子になにかあったら怖いので、ちょっとどうしようも出来ないとのこと。
湿布もいけないらしく、ただただ耐えるのみ。

臨月はとにかく動いて、体力つけたり体を柔らかくしたり、
陣痛を呼び寄せるために色々と大事なときなのに、全く動けない!!
これもあと数日の辛抱だから・・・と自分に言い聞かせ、
歩けないことなんて平気平気ーって頑張ってきたのが、
予定日超えそうなこのお産の気配のなさに、いつまでこの腰の痛みに耐えねばならんのだ!
と、自分の中の何かが、ガラガラガラーッと壊れていってしまいました。

さらに、こないだの検診で先生が、「妊娠線すごいねー。」なんて言うから、
ふと鏡で下腹を見てみたらば、バリバリバリーとスイカのようなひび割れが大量に。
見えないところに、こんなにたくさんのひび割れ。
まるで私の心のようじゃないか・・・と感傷的になったり。

ガラガラガラーにバリバリバリー。

案の定夫に八つ当たり。
「もう耐えられん、お産は耐えるけど、これには耐えたくない!」
とまたもや号泣。

家事に私のケアにと、本当に優しくて大好きな夫なのに、
これ以上何を望むんだってくらい、甘えてばかり。

予定日目前でいったい私は何をしているんだろう。
数多いる母親の中でも、私はぶっちぎりで情けない母やろうなぁと思う。

それでもこの子は、私のお腹の中で居心地良さそうに、
もぞもぞと動いてくれている。
痛いよう・・・と話しかけると、ぽこんって応えてくれる。
早く会いたいねって話しかけると、無視される。
うーん。
きっと私のお腹の中は超快適なんやろうね、ということで。

こんなへなちょこでもここまでこれた。
夫のおかげであり、両家の家族のおかげであり、友達のおかげであり、
そして腹の子のおかげであり。

イベントに出たい、教室を再開したい、とかとか、
まわりで頑張ってる作家さんの活躍を見聞きしたりすると、
焦りや悔しさや羨ましいなーって気持ちになって、しょぼーんとなる私。
落雷的な痛さで歩けないことに苛立つ私。
妊娠線にショックを受けてさめざめと泣く私。

まだまだ心は揺さぶられ、頼りないとこばかりの私やけども、
これが今の私なんだと、素直に受け止めようと思います。

さて、あと何日でこの子と会えるのかな。

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